東京電機大学 数学講演会

Tokyo Denki University Mathematics Seminar

2017年5月23日 更新

東京電機大学 工学部・未来科学部・システムデザイン工学部 数学系列では,この度「東京電機大学数学講演会」を開催することとなりました.

当面は不定期に開催致します.講演毎に 講演会場 (教室) が変更となる場合もあり得ます ので,講演会に参加される際は各回の講演会場を良くご確認の上お越し下さい.また,毎回講演会の世話人が変わりますので,個別の講演会に関するお問い合せは担当の世話人宛にお願い致します.

次回の講演会

第2回講演会     2017年6月8日 (木)   16:30 — 18:00 開催

講演会場

東京電機大学 東京千住キャンパス   5号館11階 51119B

講演者

郡田 亨 氏   (名古屋大学大学院多元数理科学研究科)

講演題目

Lichtenbaum コホモロジーの Deligne-Beilinson サイクル写像

講演概要

非特異射影的代数曲線の因子類群の次数ゼロ部分からヤコビ多様体への準同型であるアーベル・ヤコビ写像が同型であるというアーベルとヤコビによる定理は様々な方向へ一般化されている.複素数体上ではアーベル・ヤコビ写像は Deligne-Beilinson サイクル写像の制限として理解される.本講演では,エタール降下を満たすモチビック・コホモロジーである Lichtenbaum コホモロジーに Deligne-Beilinson サイクル写像を拡張し,その性質を調べる.例えば,因子類群の代わりにコンパクト台付きモチビック・コホモロジーを用いれば,アーベル・ヤコビの定理と Lefschetz の定理が任意の連結複素代数多様体について成り立つことがわかる。

世話人: 杉山 倫

今後の開催予定

2017年度の講演会は 5月中旬より開始致します.

※ こちらに記載されている講演日時および予定会場は,已むを得ぬ事情等により変更となる可能性がございます.出席される方は,講演会直前に最新の情報をご確認下さい.

過去の講演会

2016年度の講演会の記録は こちら です.

第1回講演会     2017年5月22日 (月)   10:00 — 11:30 開催(通常の時間帯と異なります!)

講演会場

東京電機大学 東京千住キャンパス   5号館11階 51119B

講演者

臼井 三平 氏   (大阪大学)

講演題目 (英語/日本語)

Log mixed Hodge theory and geometry / 対数的混合ホッジ理論と幾何学

講演概要 (英語/日本語)

A log mixed Hodge structure is an extension of a variation of mixed Hodge structure added by nilpotent orbits over boundary points of the parameter space. For a fixed Hodge type and a fan, these nilpotent orbits are well bound to make up a fine moduli of log mixed Hodge structure. Via integrals, we observe the relations between log mixed Hodge structure and geometry, such as monodromy, modular forms, Taylor expansions at base points at infinity, in the cases of elliptic curves and mirror quintic threefold. We have an advantage to use local coordinate centered at point at infinity.

対数的混合ホッジ構造とは、混合ホッジ構造の変動を、パラメーター空間の境界に冪零軌道を付け加えることによって拡張したものである。ホッジ型と扇という情報を指定すれば、 その精密モジュライを構成できる。講演では、楕円曲線や5次超曲面のミラー多様体の場合に、積分を通して、対数的混合ホッジ構造と幾何学 (モノドロミー、モジュラー形式、無限遠におけるテイラー展開など) との関係が観察できることを説明する。無限遠点における局所座標が使える点が、対数的混合ホッジ構造の利点である。

世話人: 三鍋 聡司

お知らせなど