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東京電機大学 数学講演会

Tokyo Denki University Mathematics Seminar

2018年度   最終更新日:

東京電機大学 工学部・未来科学部・システムデザイン工学部 数学系列では,この度「東京電機大学数学講演会」を開催することとなりました.

不定期に開催しています.講演によって 講演会場 (教室) や講演時間帯が変更となる場合があります ので,講演会に参加される際は各回の講演会場を良くご確認の上お越し下さい.また,講演会の世話人は毎回変わりますので,個別の講演会に関するお問い合せは担当の世話人宛にお願い致します.

次回以降の講演会

2018年度数学講演会は5月24日 (木) より開始致します.

第1回講演会     2018年5月24日 (木)   16:30 — 18:00 開催

講演会場

東京電機大学 東京千住キャンパス   5号館11階 51119B

講演者

槇山 賢治 氏   (京都産業大学附属高等学校)

講演題目 (英語/日本語)

Saito–Kurokawa lifts and the Bloch–Kato conjecture for Hida families / 肥田族の斎藤–黒川リフトと Bloch–加藤予想

講演概要

p > 3 を素数とする.Agarwal–Brown は斎藤–黒川リフトを用いて楕円保型形式に付随する p 進 Galois 表現の Selmer 群の大きさがそれに付随する L 関数の特殊値により下から評価できることを示した.この結果は Diamond–Flach–Guo により定式化された「Bloch–加藤予想の p-part」と呼ばれる予想が成り立つ場合の必要条件である.Agarwal–Brownによる手法を肥田族に対して拡張することを試みて得られた結果を紹介する.

世話人: 並川 健一

第2回講演会     2018年6月22日 (金)   16:30 — 18:00 開催

講演会場

東京電機大学 東京千住キャンパス   5号館11階 51119B

講演者

伊藤 和広 氏   (京都大学大学院理学研究科)

講演題目

有限体上の K3 曲面の CM lifting とその Tate 予想への応用

講演概要

アーベル多様体における Honda–Tate 理論により,有限体の代数閉包上のアーベル多様体は,虚数乗法 (CM) を持つアーベル多様体の良い還元と同種であることが知られている.CM を持つアーベル多様体の K3 曲面類似として CM を持つ K3 曲面が定義されるが,本講演では,有限体の代数閉包上の K3 曲面は,CM を持つ K3 曲面の良い還元と同型となること (CM lifting) と,その構成について話す.その応用として,有限体上の K3 曲面の自己積についての Tate 予想を証明する.CM lifting の証明には,M. Kisin 氏による,Hodge 型志村多様体の整正準モデルの中で,有限体の代数閉包に値をとる点は,CM を持つ点の良い還元と同種になっている,という結果の証明に用いられたアイディアと,K3 曲面のモジュライ空間から直交型志村多様体の整正準モデルへの久賀–佐武写像を用いる.本講演の結果は京都大学数学教室の伊藤哲史氏と,数理解析研究所の越川皓永氏との共同研究である.

世話人: 中島 幸喜

今後の開催予定

※ こちらに記載されている講演日時および予定会場は,已むを得ぬ事情等により変更となる可能性がございます.出席される方は,講演会直前に最新の情報をご確認下さい.

過去の講演会

2017年度の講演会の記録は こちら,2016年度の講演会の記録は こちら です.

お知らせなど